年に数本しか描けないエロ漫画家の見苦しい毎日を記したブログです。

# たかのゆきのしわざ

# 胸糞なストーリーについて

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漫画、小説、アニメ、映画と物語の中には、たまに暗く悲劇的に終わることがあって

年を取ると耐性がなくなりハッピーエンドを好むようになる・・・要はヘタレる

みたいな意見を見かけました。

たしかに最近の私は胸糞や悲劇的なストーリーを好みません。

年も46とスパイシーなカレー臭漂うオッサンです。

その年でそういう、心を痛めるものから逃げるなんて情けないと見えるかもしれませんが・・・


逆です。


悲劇的なストーリーに入り込む要素というのは

「同じような理不尽な体験をした」「主人公の気持ちわかる」みたいな

感情移入が作用する要素があると思ってます。

自分のどうしようもない現状と、救われず終わってゆくストーリーが

一致するときにある種の「悲劇のヒロインに浸る快感がある」と思います。

俺ってなんて可愛そうなんだ・・・こんなことが無ければ幸せになれたのに・・・

何で俺だけこんな目に・・・俺の方がもっと可愛そうだ・・・

昔はこんな想いがあったので悲劇も好みました


・・・昔の俺、気持ち悪い。


これは自分の経験談です;;

他の人とこんな話をしたことがないので

他の人はわかりません;;;


でもこの年になるとリアルで身内、知人、同僚、飼っていた猫、が亡くなります

大きな病気を経験してる身近な人も多くなります。

自分の人生の時間に限りがあるのが、ひしひしと実感としてわかってきて

それなのに、自分の気持ちを暗くする、後ろ向きにする

物語に付き合ってるヒマはありません。

わざわざそんなものを見なくても悲しいことはいっぱいあります。

前に幼少期オッサンにイタズラされた経験があると書いたことがあります

イジメられた経験を書いたことがあります

むかしの自分はその事で「自分はかわいそうだ」と思っていました。

でもこの後の残りの人生を、そんな記憶のために使うのはバカバカしいと感じるようになりました。

イタズラしたオッサンももう年齢的に生きてはいないでしょう。

ある日突然きづいたのです、もう加害者もいないんだからこんなこと引きずってても仕方ないやって


悲劇的なストーリーを見れば今でも暗い気持ちになりますが

でもなんでわざわざそれを作った人間の自己満足に、付き合わなきゃいけないんだと思います。

そんな事を思いました。


絵はガルパンの秋山殿の大学卒業後

内容と超関係ないです(笑


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コメント

[title]:

この二年間を使って、週一冊の割合で名作と呼ばれるミステリをベスト100の1位から99位まで100冊読んできましたが、その過程で感じたこととして、「悲劇」と「胸糞なストーリー」とは必ずしもイコールではない、というのがあります。

同じ悲劇でも、傑作と呼ばれているものは、読み終わった後で「人生を前向きに考えさせる」ものなのです。うまくいいにくいけど、それを読んで「生きるエネルギー」をもらえるというか。

不遜かもしれませんが、キャラクターに感情移入して泣かせる悲劇は、まだ悲劇として完成していないのではと思います。かかわったキャラクターすべてを愛しく思いつつ、なおも迫ってくる破滅、そしてキャラクターすべてと、残酷な運命のすべてを、クライマックスで「許してやれる」、そういうのがまともな悲劇というものではないかと思います。

自分はとてもそこまで行きつけてませんが……。
  1. 2017/06/23(金) 23:55:53
  2. URL
  3. ポール・ブリッツ #0MyT0dLg
  4. [ 編集 ]

[title]:ポール・ブリッツさんへ

コメントありがとうございます。
ポール・ブリッツさんの読書量の足元にも及ばないので
まだ人生を前向きに考えさせるような悲劇に出会ったことが無いです。

自虐ではなく、やはり私は人として幼いと思っています。
物語と付き合うときに自分の人生に何か似ている点がないと
関係ないものとして、付き合わないところがあるようです。
気質としては安っぽいというかミーハーというか・・・。
ひどい一例ですと大河ドラマを見ません
なぜかと言うと手に汗握るドラマがあるかもしれませんが
もうみんな死んでるのに感情移入しても仕方が無いじゃん
というそれ言ったらおしまいだろという気持ちが働きます。
(偉人の業績を好奇心で知るには嘘が多いですし)
結果どうなるかというと
好きな作品はずっと見れるけれど
新しい作品に触れるのが怖いというか見る気が起きないというか・・・
だから短編が好きで、マンガも読みきりが少ないですから
エロマンガの方へ行ったのかもしれません。

残り少ない人生ですが私はポール・ブリッツさんのように
達観できるのでしょうか・・・
  1. 2017/06/24(土) 06:52:01
  2. URL
  3. たかのゆき #-
  4. [ 編集 ]

[title]:

深い言葉ですね
嫌いだった人たちとかにそう思えるようになるまで時間はまだまだかかりそうです
  1. 2017/07/01(土) 11:14:43
  2. URL
  3. マヨラー #-
  4. [ 編集 ]

[title]:マヨラーさんへ

コメントいただいてありがとうございます
いえ、私みたいにならないほうがいいです;;
好き嫌い関係なく自分の過去を知ってる人がいなくなるというのは
自分の存在がこの世から無くなるようで喪失感がハンパ無いです
できればマヨラーさんはそういうことを感じずに済む生き方をしてください

  1. 2017/07/01(土) 23:40:57
  2. URL
  3. たかのゆき #-
  4. [ 編集 ]

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